ワールドギフトケニア施設を開設|地域とともに育てる新しい活動拠点
ワールドギフトケニア施設を開設|地域とともに育てる新しい活動拠点
長年の支援活動から生まれた、ワールドギフトケニア施設
ケニアで続けてきた支援活動の中から、新しい活動拠点「ワールドギフトケニア施設」が生まれました。
施設長を務めるのは、これまで長年にわたりワールドギフトの活動に協力してくれているプロシーさんです。
日本の皆さまから託していただいた支援物資を地域の子どもたちやご家庭へ届けたり、母子家庭を訪問したり、困っている方々の声を聞いたり。
さまざまな活動を一緒に続ける中で、プロシーさんとワールドギフトの間にも、少しずつ信頼関係が築かれてきました。
その積み重ねの先に生まれたのが、今回のワールドギフトケニア施設です。
施設をつくること自体が目的だったわけではありません。
現地で活動を続け、多くの方々と関わる中で、「ここに活動の拠点があれば、さらにできることが増える」と考えるようになり、施設の開設へとつながりました。
日本からの支援と、現地で長く活動してきた人たちの力。
その両方がつながって生まれた場所です。
プロシーさんが手描きした「WORLD GIFT KENYA」
施設の準備が始まった頃、プロシーさんが時間をかけて作ってくれたものがあります。
「WORLD GIFT KENYA」と描かれた看板です。
印刷されたものではありません。
ワールドギフトのロゴを見ながら、一文字ずつ、一つひとつ手で描いてくれました。
施設の壁に描かれているワールドギフトのロゴやケニアの国旗なども、プロシーさんが自ら描いたものです。
決して豪華な施設から始まったわけではありません。
特別な設備がたくさん揃っていたわけでもありません。
それでも、現地で活動を続けてきたプロシーさんや地域の方々が力を合わせ、少しずつ場所を整えていきました。
私たちが大切にしているのは、建物の大きさや設備の豪華さではありません。
その場所を必要としている方々がいて、そこに関わる人たちがいて、実際の活動が続いていくことです。
手描きの文字から始まったワールドギフトケニア施設は、地域の中で少しずつ歩み始めました。
子どもたちが集まり、学び、安心して過ごせる場所へ
施設が動き始めると、地域の子どもたちが集まるようになりました。
学校へ通うことが難しい子どもたちが学んだり、お友達と遊んだり、食事をしたり。
お母さんが仕事をしている間、子どもが一人で留守番をせず、大人たちに見守られながら過ごすこともできます。
子どもたちの過ごし方も一つではありません。
勉強する子。
友達と遊ぶ子。
みんなと食事をする子。
それぞれが、この場所で時間を過ごしています。
そして、この施設を支えているのはプロシーさん一人ではありません。
プロシーさんが施設を離れて地域で活動している時などには、地域の女性たちが協力し、子どもたちを見守ってくださっています。
現地の方々が活動に加わり、自分たちの地域の子どもたちを一緒に見守ってくださること。
それも、この施設を続けていくうえで大切な力になっています。
ワールドギフトケニア施設は、日本から一方的に形を決めて運営する場所ではありません。
現地で暮らす人たちの声や状況を知り、信頼できる方々と相談しながら、その時々に必要とされる活動につなげていく拠点として育てています。
机と椅子を設置し、少しずつ環境を整えています
施設を開設してからも、環境づくりは続いています。
その一つとして、新しく机と椅子を設置しました。
それまでの施設にも子どもたちの笑顔があり、学びや交流が生まれていましたが、机と椅子が加わったことで、これまで以上に落ち着いて学んだり、遊んだり、みんなで過ごしたりできる環境になりました。
新しい机と椅子が施設へ届いた時、子どもたちだけでなく大人たちも、手拍子をしながら歌って喜んでくれました。
施設は、完成した時点で終わりではありません。
実際に使用していく中で見えてくることがあります。
「これがあれば、もっと学びやすい」
「ここを整えれば、もっと過ごしやすくなる」
そうしたことを一つずつ確認しながら、必要な環境を整えていきます。
最初からすべてを完成させるのではなく、実際に利用する人たちの様子を見ながら、その場所に合った形へ少しずつ育てていく。
これも、ワールドギフトが現地での活動を大切にする理由の一つです。
地域との信頼関係を大切に、これからも活動を育てていきます
ワールドギフトケニア施設は、まだ始まったばかりです。
現在は、子どもたちが学び、遊び、大人たちに見守られながら過ごせる場所として、地域の中で大切な役割を担い始めています。
しかし、私たちはこの施設の役割を一つに限定して考えているわけではありません。
地域で暮らす方々の状況や必要とされる支援は、時間とともに変わることがあります。
だからこそ、現地の声を聞き、実際の暮らしを見ながら、その時に必要とされる活動を考えていくことを大切にしています。
これまでケニアでは、子どもたちへの支援だけでなく、ご家庭への訪問、物品の提供、食事に関する支援など、さまざまな活動を行ってきました。
どの活動も、最初から決められた形に当てはめるのではなく、現地の状況や必要性を確認し、信頼できる方々と相談しながら進めています。
ワールドギフトケニア施設も同じです。
プロシーさんをはじめ、これまで一緒に活動してきた現地の方々との信頼関係を大切にしながら、この場所だからできる活動を少しずつ広げていきたいと思います。
日本の皆さまから託していただくご支援が、遠く離れたケニアで、人と人とのつながりを生み、新しい活動へとつながっています。
これからこの施設がどのように育ち、どのような活動が生まれていくのか。
私たちも現地の皆さんと一緒に、一歩ずつ歩んでいきます。
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