緊急支援プロジェクト
PROJECT
プロジェクト一覧
(ご選択いただけます)
PROJECT NAME「貧困問題の解決を目指す産業づくりプロジェクト」募金」についてのご報告
プロジェクト内容
アフリカ大陸の国々など、後進国(発展途上国)では特に、都市部と地方農村部とに大きな所得格差があります。
今回の支援の舞台となるガーナの首都から遠く離れた農村部には、現金所得を得れるような仕事がほぼありません。
村の小規模農業で食べていき、足りない分は出稼ぎをする親族からの助けでなんとか暮らしていたり。
家族を養えない、医療費さえもまともに支払えない家庭は時には崩壊することも。
学校に行けない子たち、飢えに苦しむご家族、、、悲しい現実があります。
わずかにある仕事も肉体労働で、特に女性には働きたい意欲があってもまともな仕事が無い、、、
働く意欲がある女性たちに、所得を得れる機会を作ってあげたい!
そんな村の貧困問題の根本的な解決を目指して、スタートしたミシンを使用した職業支援(トレーニングセンター)は、2年間、小さな小屋で5台のミシンで行ってきました。
その結果として、数名の女性たちがわずかながら所得をれるように、、、小さいながらも効果が出ました。
村人たちと話し合いました。
これを村の大きな産業に育てたい!という事。
村の願いを形にしてあげたいと今回の支援に至りました。
より多くの女性たちが働ける場所を作る、、、①2部屋ある1つの建物と、②別途1つの屋根付きスペースを作り、、、完成しました。
建物が完成するまでの過程について、インスタグラム・フェイスブックにて2023年3月6日の朝から13の動画を投稿しましたので、ぜひ一度ご覧ください。
この新しいトレーニングセンターにミシンを沢山設置し、より多くの女性たちが働ける環境を作ってあげたい。
ミシンのタイプによって、最大34台~42台設置できます。
そうすればシフト作業で「最大で70人~80人のこれまで所得を得る事ができなかった女性たちが、わずかでも所得を得れるように」
多くの女性たちがすでに「ここで働きたい!」と希望されています。
この産業は村の事業とし、ワールドギフトや外部からの圧力や利益関与はありません。
事業で収益が発生するようになれば、それは「全て村の収益」となり、下記のように使用されます。
①女性たちの賃金。
②村の貧困者や障害者、高齢者世帯などをサポート。
③より多くの人々が働ける環境づくり、その他村のために。
小規模農業が中心である村人たちの総所得は、今はほぼありません。
この事業によって、村人たちの総所得を増やしたい。
村の収益を増やしたい。
村の貧困を改善・村の発展のために、、ミシン購入にご協力下さい。
募金受付期間と集まった金額
- 受付期間
- 2023年3月6日~2023年4月6日
- 募金金額
- 290,781円
支援対象
ガーナ東部 HO地域(トーゴとの国境付近)にある小さな農村。
皆様から頂いた募金で約9台のミシンを購入事ができ、そこに別途ワールドギフトより追加支援を行い、2回に分けて22台のミシンを支援致しました。
過去に支援したミシン5台と加え27台のミシンをトレーニングセンターに設置し、女性たちが使用できるようになりました。
ようやく「職業支援センター」らしくなり、これまで働く意欲があっても所得を得れる仕事が無かった女性たちが、所得を得れる仕事ができる、、、そんな環境ができました。
ここは何もチャンスが無い農村、、、そんな諦めに近い状況であった村のみんなの希望の場所。
「ここで働きたい」 申し出てこられる女性たちは大勢おられます。
女性たちはここでミシンの技術を磨き、作った製作物をマーケットで販売したり、町の学校や企業からの制服修繕の仕事などを受けて所得を得ていく場。
毎日働く事を希望される女性、子育てなどで時間を調整しながらできるときに参加する女性、時間や日によって異なります。
ミシン技術を既に取得されている方もいれば、少しだけ使った事がある方や、ミシンを今まで一度も触った事が無い方もおられます。
赤ちゃんを連れて作業をしている女性もいます。
高齢のお父さんお母さんの世話をしながら、姉妹に見てもらって時間を作って作業に来られる女性もおられます。
みんなそれぞれ、これまでの暮らしを変えたい思いを持たれています。
トレーニングセンターは周辺の村々や町にも評判が広がっています。
ここでミシン技術を磨き、ここで作品を作り、町のマーケットで週に1度販売物ができている女性たちは交代で販売も行う。
※マーケットへの出店は持参・持ち帰りであれば無料でできます。
マーケットで商品を保管・管理して固定店舗を持つ場合はテナント料のような費用が発生しますが、それは必要ありません。
売れた分は全て、、、製作した女性の所得と、村の収益とになります。
外部の方が利益を得るような事は一切ありません。
働く方々の生活向上と、村の貧困者や障害者などを助けるために、村が管理し自由な意思で使用されます。
「産業を作る」事は必ずしもうまくいくとは限りませんが、コツコツと地道に続けて行けば村の生活困難者たちを救っていける、村の環境を良くしていく事ができる、そこで暮らす人々に夢と希望を持ってもらう事ができる。
ご協力下さった皆様のお名前(苗字又は名前のアルファベット表記)は、4月末~5月中にはこのトレーニングセンター内の壁に飾られました。
また、募金にご協力下さった皆様には現地画像を共有させて頂きました。
2023年、日本の皆様のご支援により村が良くなっていく始まりの場所。
それがこの場所になる事を願っています。
時々、今後もここで働く女性たちの画像を公開させて頂きます。
これで、プロジェクトの完了報告とさせて頂きます。
頂いたご寄付・物品は、主に途上国への物品寄付活動や医療・食糧・水支援などの命を守る支援に役立てます。
多くの人々の命を守るため、ご支援・ご協力お願い致します。