「安全な水」の支援で
人々の命を守りたい

「安全な水」支援活動
WATER

危険な水、でも使い続けるしかない・・・

世界各地(特にアフリカ大陸)の都市から離れた地域や農村部などでは、未だに川の水や池の水、水溜まりの水などを
生活用水として使用せざるを得ない生活をされている方々が大勢おられます。
そういった水は、それぞれの国で推奨されている生活用水として相応しい水(安全な水)ではありません。

不衛生な水は下痢や軽度の病気だけではなく、コレラ、赤痢、肝炎、腸チフスなどの感染症とも関連し、非常に多くの方々が長期的な苦しみに耐えながら暮らし、多くの方々が命を失っています。

どんなに危険な水であっても、人々はそれを使用せざるを得ません。
今を生きるために飲まなければならない。
そしてそんな危険な水を汲みにいくために、子供たちは毎日何度も水場へ行っています。
場所や時期によっては何キロも離れた所まで。

「安全な水」を使用できるかどうか。
それは、自分の命を守れるかどうか、大切な家族や仲間の命が守れるかどうかを左右する、人生最大の問題の一つと言えます。

※以下、「安全な水」という言葉はその国で推奨されている飲料水としての基準を満たしている水という意味で使用します。

井戸作り支援 = 「安全な水」支援では無い事が!

「安全な水」を支援するという事は、
井戸を掘ってポンプを取り付けて地下水を継続的に使えるようにしてあげる事・・・
と単純に考えておりました。

地面に垂直に穴をあけ地下水を使用する。
手押しポンプを取り付ける。
誰もが考えるように、こういった井戸作り支援を当初考えました。

井戸作り支援を行う事によって、人々の生活は劇的に変わります。
とても大変な水汲み作業から解放されます。
一度作ると何年も、場合によっては数十年間継続して生活用水を得る事ができるかもしれません。
「水が得れなくなる」不安やリスクが大幅に減少する。
井戸作り、手押しポンプの支援は、川や池などの水を使用していた人々にとって、とても嬉しい支援になります。

ただ、見落としてはいけない事があります。
そうやって作った井戸・地下水は安全と言えるのか?という問題。
各地の水問題について調査を行うにつれて、わかったことがあります。

結論から言いますと、
井戸作り支援 = 「安全な水」支援ではない!
という事です。

安全な水を井戸・地下水で使用し続けるためには、当然ですが水質調査や設備の維持管理が必要です。
井戸作りによって得られた水は、その国で推奨されている飲料水としての基準を満たしているか?

「作って終わり、後は村の皆さんで大切に使って下さい」という支援では、人々は安全な水を継続して使用できていない。
安全な水を使用し続けるには、井戸を作った直後から、ずっとずっと継続的に水質検査・設備管理をし続けなければなりません。

貧困層の方々・農村部の方々にそういった費用を負担し続ける事はほぼ不可能です。
村によっては、井戸作り支援を日本を含めた先進国の団体から受けられた所もあります。
しかし事実として、支援によって作られた井戸の水は、その多くが検査管理が徹底されていない・・・

各地のポンプ式の井戸の水を検査すると、細菌や動物の糞尿、農業で使用している農薬などが混ざっていたり、酷い場合はどこから混入したのか油分が浮いている水であったり・・・
日本の支援によって作られた井戸にも、そういった放置状態で清潔でない水が使用されている事もありました。

井戸を作るだけの支援、それでも悪い支援とは言えない。

井戸を作るだけの支援、それでも悪い支援とは言えない。

しかし、「井戸を作って終わり。そんな支援でも」、現地の方々は喜んで使用されています。

それは、その井戸を使わないなら、以前のように不安定で危険な水場の水を使用しなければならない。
もう一度、遠くまで何度も往復する水汲みの重労働をしなければならない。

多少汚染されていようが、もっと質が悪い水を使用してきた事を考えると「とても助かっている。嬉しい支援です」と現地の方々は受けた井戸作り支援をとても喜ばれています。

何もしないよりはやった方がよい支援と思います。
ただ、「安全な水」ではない問題は残ります。

井戸作り支援で最も大切な事

井戸作り支援で最も大切な事

それは井戸を作る事よりも、その後の水質検査・設備の維持管理を継続して行い続ける事だと思います。
作った井戸の水が、最初から「安全な水」であるかどうかをきちんと調査する事。

事実として、井戸が作られた当初から、その水が「その国の生活用水として推奨されている基準を満たしていない(危険な水)」である事も多々あるそうです。
だからと言って、作った井戸を使わせない・・・そんな判断を、井戸作りを支援した方々が行う事はまずありません。
人々は支援者の方々に感謝しながら、安全ではない水を使い続けています。

作った当初から得れる水が「安全な水」である事を確認する事。
そして、最低でも年に1度か2度は水質調査をし、井戸水が安全な水であり続けている事を確認する事。

簡単では無いですがそれが「安全な水」支援だと思います。
そんな素晴らしい支援活動をされている組織も、世界の組織の中にはわずかながらあります。
ずっと継続して見守り続け、決して見捨てない支援、とても尊敬しています。

途上国の物価は安いとはいえ、安全な水を得れる井戸を1つ作るためにもとても大きな費用がかかります。
そして、その地下水の水質を管理し続け、もし基準を満たさない状態になったら別の水源の地下水を新たに支援し直したり、別の手段を用いて「安全な水」を支援し続けるにはとても大きな費用がかかります。

作ってわずか1年で安全な水ではなくなってしまったら・・・
2年後、3年後、いつ危険な水になってしまうかわからないと怯えながら行う支援。
運がよければ10年以上の間、安全な水であり続けるかもしれない・・・
私たち(ワールドギフト)には、ギャンブルのような支援はできません。

私たちにも出来る「安全な水」支援はないだろうか?

大きな資金力も無く、小さな支援しかできない私たちでもできるような
「安全な水」(その国で生活用水として推奨されている基準を満たす水) を継続的に支援できる方法はないだろうか?
40ヵ国以上の方々から聞き取りを行い、一つの支援方法を開始しました。

これは水支援のための設備です。
水のタンクを購入し、蛇口を取り付け、村の人々が共有して使えるように設置しました。

そして、「国で生活用水として推奨されている基準を満たす水」を給水車で運んでもらってタンクに水を補給する。

タンクの容量は3000リットルです。
3000リットルの水を村の方々に使用して頂き、水が無くなる度に繰り返し継続して安全な水を補給する支援を行って行きます。

ずっとずっと、安全な水を支援し続ける責任

水タンクを使用した水支援が最善の方法かどうかはわかりません。
しかし、下記のような点で「安全な水」支援としては最適ではないかと判断し、実行する事にしました。

  • 国が推奨する基準を満たす水(安全な水)を、5年後も10年後も継続的に支援できる。
  • 初期費用や失敗のリスクが低く、井戸作りよりも大幅に抑える事ができる。
  • 村人たちと共にルールを作り、正しい水の使い方をするようにできる。
  • タンクの清掃など、設備の維持管理が簡単。破損など継続して使用できない状態になった場合は再設置も高額にならない。
  • 現地スタッフが直接いつでも行ける村でスタートできる。(最低でも月に1度か2度はチェックできる)

ルールを守らない悪質な使用を続けられる場合は、支援を打ち切る事を伝えております。
私たちは支援する村の方々に、「支援開始前よりも必ず環境に配慮する事を事前に伝え、支援によって環境汚染につながる様な事が判明した場合は即座に支援を停止する」事を伝えております。

この「ウガンダでの水支援」を初めて開始し、その後、タンザニア、ガーナ、ザンビア、シエラレオネ、リベリアで開始しました。
現在は、この6か国で支援を継続しています。

設置して終りではありません。
継続して安全な水を提供し続けるためには、もちろん費用がかかります。
ルールを守れる限り、責任をもって支援し続けます。

私たちの支援の目的は、安全ではないかもしれないわからない水を簡単に得れるようにする事ではなく、継続的な費用がかかっても「命を守る安全な水」を支援する事です。

多くの方々が既に水が原因と考えられる病気(腸チフス)を持っておられ苦しみを伴う生活をされています。
私たちアフリカ各地のスタッフ・パートナーたちにも、この病気に苦しんでいる者が数名います。

清潔でない水が原因で、多くの方々が病気になり、毎年命を落としてこられています。
水が原因となる病気や死者を「継続的な安全な水支援」によって防げるように努力したいと思います。

一つの村に安全な水を支援しつづけるため、そして、新たに安全な水の支援を開始するためには、日本の皆様のご支援・ご協力が必要です。

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